2020年05月26日

NHK「ニュースウェブ」の「withコロナ withマスクの時代に」にコメントが掲載されました。

2020年5月25日NHK「ニュースウェブ」の「withコロナ withマスク」のコーナーにコメントが掲載されました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200525/k10012440841000.html?utm_int=netnewsup_contents_list-items_001
 
以下がコメント部分です。

 非常時に顔出す「厳しい世間」には注意

 九州工業大学の名誉教授で「世間」評論家の佐藤直樹さんは、現在の状況をどのようにみているのでしょうか。
 「日本には、3人以上の日本人が集まって空気や雰囲気でルールが作られる『世間』が昔から存在します。各家庭では『世間に迷惑をかけない人間になれ』と教えられ、“自粛”や“要請”ということばだけで、多くの人がきちんとルールを守るという『優しい世間』がいい効果をもたらすこともあります。一方で、コロナ禍という非常時において平常時には表面化しない『厳しい世間』が顔を出してしまうと同調圧力が肥大化し、マスクをしない人に向かうこともあります。厳しく、細かくなり過ぎる世間のルールを緩めていくことも大切だと思います」
posted by satonaoki at 10:13| NEWS

「読売新聞」西部本社のサイトに、インタビュー記事「なんで自粛警察しちゃうの?」が掲載されました。

 2020年5月22日「読売新聞」西部本社のサイトに、「なんで自粛警察しちゃうの? 「世間」を研究している先生が教えてくれた」というインタビュー記事が掲載さました。インタビューアーは山根秀太さんです。
 https://sasatto.jp/article/special/coronavirus_fukuoka/entry-569.html 
 
posted by satonaoki at 09:48| NEWS

「読売新聞」(2020年5月21日)に「同調圧力 過剰な非難」が掲載されました。

 2020年5月21日「読売新聞」の「コロナに思う」のコーナーに、「同調圧力 過剰な非難」が掲載されました。
 内容は以下の通りです。

 感染拡大を受け、国内では多くの人が、不要不急の外出自粛や休業要請に応じてきました。罰則はないのに、なぜ従うのか? 私の答えは簡単です。日本には、欧米にない「世間」があるからです。
 私は、「世間=日本人が集団になった時に発生する力学」と定義しています。そこでは、みんな同じでないといけないという「同調圧力」がかかり、人々は行動を自主的に規制します。日本には、法律とは別の「世間のルール」があるため、罰則のない「要請」で必要十分なのです。
 ただ、こうした「世間」には、負の側面もあります。
 感染者や医療従事者、その家族を差別し、世間から排除しようとする動きが目立っています。これは、同調圧力の強さゆえでしょう。厄介なのは、新型コロナウイルスが、感染しても症状の出ない場合があることです。つまり、誰が感染しているかわからない。その不安や恐怖が、差別やバッシングを肥大化させているように思います。
 最近では、外出者や休業しないお店をSNSなどで名指しで批判する「自粛警察」と呼ばれる現象も現れました。直接、自分が迷惑を被ったわけでもないのに、世間がそれを許さないと思い込んで過剰に非難しています。この背景にも、「空気を読め」という同調圧力があるのでしょう。
 実際に非難されてみないと、世間の怖さを意識することはありません。私たちは、世間に生きていることを自覚し、そのあり方を考えてみるべきです。そうすることで、もう少し風通しのよい世界に変わっていくはずです。

posted by satonaoki at 09:38| NEWS